大学生活

医学部

2015年入学 医学部保健学科作業療法学専攻 岡本実里

医学部は他の学部と異なり、1年生の時から専門の講義を多く受けることになります。保健学科生は専門の講義の中には他の専攻の学生と共に受けるものもあれば、自分の専攻の学生のみで受けるものもあります。学年が上がるにつれ、より専門に特化した授業が増えます。

保健学科生は主に2年生の前期まで、医学科生は1年生後期まで教養の授業があるため文京キャンパスと本町キャンパスの間を午前と午後で行き来する「キャンパス間移動」があります。夏は自転車が必須ですね。1年生の時は座学中心ですが2年生以降はどの専攻でも実習が入ってきます。

実験のような学内実習もあれば、病院や施設に実際に出向き医療現場を見てレポートを書くような学外実習もあります。3年生の後期からは研究室配属があり、4年生の実習(もしくは長期実習)を終え(専攻によっては実験・実習が無いところもあります)、卒業研究+国家試験の勉強を超えていきます。

医学科は卒業研究はありませんが、研究室には配属され、5年生にBSL(大学病院での実習)、6年生にテクニカル・クラークシップ(BSLより一歩進んだ実習)を終え卒業試験・国家試験を乗り越えていきます。確かに勉強は大変ですが、空いた時間で自分の好きなことを思い切り楽しんでいる学生が沢山います!講義・実習を受けるだけが学生ではないので、自分の好きなこと・やってみたいことを後悔しないようにやって、有意義な大学生活にして下さい♪

実習中の白衣

実習中の白衣

教育学部

2015年入学 教育学部生涯教育課程地域生活専攻 石戸谷ななみ

弘前大学の教育学部は全国でも珍しく、1年次から実際の学校現場での実習があるのが特徴です。1年次では「教職入門」、2年次では「学校生活体験実習」があります。これらの実習の目的は授業や子どもたちの様子を見て、学校現場全体の雰囲気を掴むことです。その後、3年次からは実際に子どもたちの前で授業をする実習が始まります。それに向けての準備段階として、教壇に立ち授業をするという講義が2年次にあります。最初、自分に授業はできるのかな…と誰もが不安です。しかし、授業の経験を重ねることで確実に自信がつきます。もし、わからないことがあったとしても弘前大学の先生方は親身に、手厚くサポートしてくださいます。やる気と根気があれば大丈夫です!

また、2年次から多くのコースでゼミに配属されます。私は学校外教育、地域ぐるみの教育に興味を持ったので、それらを学べる社会教育学のゼミに入りました。ゼミでの普段の活動は、文献講読とそこから出た論点を議論するというものです。ゼミ合宿もあります。今年は夏休みに青森県の階上町に行きます。町民の方々と階上町のよりよいまちづくりについての話し合いをする予定です。町民の方々と交流ができる非常に貴重な機会なので、非常に楽しみです。

私自身、弘前大学の教育学部ではさまざまな視点や広い視野でものごとを考える力、そこから発展したうえで教える力が身につけられると考えています。皆さんの大学生活が充実したものになるよう祈っています。

実習で行った先にいた「寒立馬」

実習で行った先にいた「寒立馬」

実験中の写真

実験中の写真

指導要項を作る際の参考資料

指導要項を作る際の参考資料

人文学部

2016年入学 人文学部社会経営課程 竹内一司

人文社会科学部では最初、主に2つの課程に分かれて授業を進めることになります。

芸術や哲学、その他海外の文化などを学ぶ“文化創生課程”と法学や経済学、社会学などを学ぶ“社会経営課程”に分かれそれぞれさらに2年生に進む際に専門性の高いコースに所属することになります。

1年次では教養教育科目や各専門科目の基礎を学びます。ここでは自分の考えている先の専門科目に関連するものだけではなくほかの課程あるいはコースの講義も履修してみると面白いと思います。何を隠そう私はそれがきっかけで最初目指していたコースをやめて現在所属しているコースにいます!

2年次から特徴的なのはそれぞれに実習や演習などが必須になってくることで考古学や外国語のコミュニケーション実習、実際にビジネスプランを立てる演習や弘前市を飛び出してフィールドワークに出かける実習なんかもあってとても面白く進むコースに迷うかもしれません。

人文社会科学部は基本的にほかの学部に比べて自由な時間が多いといわれています。その分自分の興味のあること、資格を受けてみたり本を読んで教養を深めたり…意志さえあれば様々なことにチャレンジできる学部だと思います!皆さんも大学で学びたいことはもちろんのこと、そのほかの自分のスキルアップを見通した充実した大学生活を送りましょう!!

農学生命科学部

2016年度入学 農学生命科学部分子生命科学科 松原有真

農学生命科学部は、1年生のうちは数学や理科の基礎と教養教育科目と呼ばれる全学部共通の講義を中心にやっていきます。講義は農学生命科学部棟と総合教育棟という建物でやりますが、総合教育棟での講義が終わった後10分間の講義間時間で農学生命科学部棟へ移動、またはその逆という鬼のような時間割になることもあり、他の学部より厚い教科書を持つこともあって毎週大変です。2年生になると専門的な内容の講義の他に実験や実習も始まり、レポートも増えてきます。1年生の時に受けた講義と比べて内容がより難しいものになるため、日々の積み重ねが大事になっていきます。

農学生命科学部は(というか他の学部もですが)学年が上がるにつれて時間に余裕がなくなっていきます。友達と遊んだりサークル活動をしたりといった自由時間がなくなっていき勉強に時間を費やさざるを得ないので、時間に余裕のあるうちに自分のやりたいことをやるのがベストです。後悔しないよう、充実した大学生活を送りましょう!

講義中の様子

講義中の様子

理工学部

2016年入学 理工学部地球環境防災学科 吉田知夏

理工学部は2年前期から専門的な授業が本格的に始まります。専門科目の中には数学、物理(力学、電磁気学など)、科学技術英語がどの学科にもあります。科学技術英語は3年から主に始まるのですが、ほとんどの学科は2年に英語の授業が全くないので、この1年間で英語を忘れてしまったという先輩の話をよく聞きます。 3年以上は英語の論文をよく読むことがあるので、常に英語の勉強は必須です!

やはり理工といえば実験ですよね!実験は主に2年前期からです。私の学科(地球環境防災学科)は2年前期に基礎化学実験か基礎物理学実験を受け、3年では応用物理学実験か環境地球化学実験、地質調査法実習を受けます。基礎化学実験では大学入試問題でよく扱われるヨウ素滴定や金属イオンの分離の実験をします。基礎物理実験は蛍光灯などの光源のスペクトルを精密な望遠鏡で観察する実験などをします。また実験終了後には毎回レポートが課され、基礎化学実験では写真のようなレポートを作成したりします。

皆さんは自分が学びたい分野は決まっていていますか?決まっている人もいない人も是非様々な講義を受けて、色んな勉強をしてみてください!案外違う分野にも興味をもったりすることがあります。私は入学当初地質がやりたかったのですが、今は水圏にも興味があります。皆さんもこの弘前大学で本当に自分がやりたいことをみつけてくださいね!

実際のレポート

実際のレポート