ふらっとブログをご覧のみなさん!こんにちは!

工学部電気情報物理工学科4年の中山侑洸と、農学部4年の原田龍之介です!今回は、いつもこのブログで行われる企画である「大学合格体験記」の番外編「大学”院”合格体験記」です。

とは言っても大学院入試はつい先日終わったばかりで、見ている人の中には結構遠い先のことだと思っている方もいらっしゃると思います。今回はそんな大学”院”入試に対してなんとなくイメージを付けてもらえるように、高校生~大学3年生まで幅広く対象にした内容にしましたので、ぜひ今後の参考にしてください!

 

大学入試とどう違う?

〇受験区分

大学院の受験区分は院にもよりますが、一般一部の院には推薦も存在します。

内部進学(東北大学学部生→東北大学院生)において、一部の学科では学部生時代に好成績を修めると院試が免除されるシステムも存在するので、自分の学科の資料や先輩に聞いてみましょう。

 

〇入試の時期

大学入試は、おおよそ年末~3月、早い人でも11月だと思います。しかし大学院入試はもっと早く、おおむね7~8月に願書提出をし、8~9月試験となります。つまり、院進する人の大学4年の夏は院試勉強に勤しむことになります。ちなみに、推薦はおよそ1か月程度これより早い時期です。

 

〇勉強面

大学院試は共通テストのように、統一のテストはありません。試験科目は受けたい院の専門的な科目であるためバラバラで、その形態も非常に様々です。大学入試のように、いくつかの科目の筆記試験を行うところもあれば、大問が一個のみでとことん深堀していくもの、小論文や面接だけのものなど、多種多様です。まずは必ず募集要項をよく読みましょう。なお一部の院では院試の成績で研究室の配属先も決まることがあり、行きたい研究室が人気の場合は合格ラインよりも高い成績が必要となります。

 

〇生活面

大学院入試は大学入試と大きく違って多くの人が「一人暮らし」であることが大きなポイントです。家事などはもちろん自分で行う必要がある上、体調も自分で管理する必要があります

 

〇情報の入手

正直ここが一番大きいと思いますが、大学院入試は大学入試と違い情報は自分自身で自主的に集める必要があります。高校時代、面倒を見てくれた親も、先生も、誰も居ません。自分で確かな情報を集め、必要な資料は自力で入手し、締め切りも自身の責任でしっかり守る必要があります。うっかり願書を出しそびれると、救いの手はありません。必要な計画をしっかり立てて抜け漏れがないように注意しましょう!

 

ここでは、工学研究科、農学研究科に受験した私たちのそれぞれの体験記を紹介します!

 

体験記(工学研究科電気3系・中山の場合)

 

〇受験区分:一般入試

工学研究科の電気3系は、一般と推薦の二種類の受験区分がありますが、内部進学者は一般を選ぶこととなります。私も、一般で受験しました。

 

なお、工学部の電気情報物理工学科は、好成績を修めた内部進学者に対して院試を免除する制度もあり、それを狙って学部時代から計画を立てて勉強している人も多いです。

(自分は免除にはならなかったので普通に院試を受けました…)

 

〇勉強面

私の院(工学研究科電気3系)は、毎年「筆記試験」「英語(TOEIC)」「面接」の3種類でした。面接に関して、今年はコロナ禍のため中止となったので、筆記試験と英語について説明します!

 

①筆記試験

・内容

筆記試験は電気系(学科でいう電気情報物理工学科)の範囲から出題されます。試験は二日間にわたって行われ、1日目の「基礎科目」、2日目の「専門科目」に分かれています。

 

前者の基礎科目は「基礎」といっても電気系の基礎で、「電磁気学」や「電気回路」、「情報基礎」などの科目があり、学部時代の2年~3年に習う内容を扱います。後者の専門科目は「通信工学」や「電気工学」、「計算機」など学部3年で扱うものがほとんどです。試験では「基礎科目」から2科目、「専門科目」から2科目選択し、合計4科目を受けます。

 

これらの科目はすべて、「学部生時代に”専門科目”」と呼ばれていた物が多く、大学院入試では学部で培ってきた専門性で挑むことが基本になります!

 

・勉強方法

前述した通り、私の院では合計4科目を選択する方式になっています。過去問が院のHPに掲載されているので、過去の傾向を見ながら、見覚えのある問題が多い科目を選んで学習しました。ただ、年によっていきなり傾向が変わることもあるので、勉強する際は基礎科目3つ、専門科目3つの6科目程度勉強するのが定石です。

 

大体、2か月前から過去問の確認や勉強計画の設立を始めました。専門性が高い分、分野自体は大学入試ほど広くはないのでこのくらいの期間で十分間に合います。見たことない(覚えていない)問題は教科書を復習し、できる問題はしっかり回答を作る、を繰り返して、「過去問の傾向をつかむ」ことを意識しました。

 

個人的には家で勉強するのが苦手だったので、図書館やカフェ、カラオケなどいろんな場所を点々としていました。今考えると、モチベーションの管理がすごく大変だったと感じています。同じ学科の院進する友達と一緒に勉強するなど、刺激を受けられるとモチベーションも維持しやすいと思います。

 

②英語(TOEIC)

・内容

工学研究科電気3系は英語の筆記試験がない代わりに、TOEICのスコアシートを出す必要があります。スコアシートの点数はそのまま圧縮され「英語」という1科目として試験の判定時に利用されるので、結構重要です。TOEICは月1回開催で、結果が出るまで時間がかかるので計画を立てて勉強する必要があります。(なお、TOEFL iBTでも受験でき、週1回の頻度で行っていますが1回25,000円程する上、スピーキングやライティングなど対策しにくい分野もあるため注意です)

スコアシートは、必ずしも最新のものでなくても2年以内であれば良いため、英語力に不安を感じている人は数回受けることをオススメします。(自分は4月,5月,6月の3回受験しました。)

・勉強方法

英語は”長文慣れ”と”語彙”の2要素を特に意識して勉強しました。文法は長文を読んでいく中で少しづつ思い出すことが出来ますが、長文を集中してなるべく素早く理解する”長文慣れ”とそもそもの知識である”語彙”はどうしても時間を掛けないと成長しにくいと感じたからです。

 

前者の”長文慣れ”はとことん公式問題集を進めることに徹しました。やっていて感じた重要なコツとしては、時間を意識する事、点が取りやすい問題を把握する事が重要で、当日どの優先順位で解いていくかという戦略を立てるといいと思います。

後者の”語彙”はTOEICの王道単語帳があるのでそれを買って1日2回、朝に学び、夜確認するを繰り返して行いました。

 

勉強はおよそ1か月前から始めました。初回の結果は絶望的な点数だったので、2回目以降は勉強量もぐっと増やしました。TOEIC自体はすごくクセがあって難しいという訳ではないと思いますが、自分の学科では英語の授業が2年次まででブランクが空いてしまったということや、TOEICでよく扱われるビジネス英語がわからなかったりしたので、もう少し早めに勉強を始める、もしくは勉強量を増やすほうが良かったなと思っています。

〇生活面

ご飯や家事などをやりながら、というのはもちろん、流行りの病などにかかってしまうとなかなか面倒を見てくれる人もいないため、健康面は気を使いました。ただ、今思うと正直直前期も、寝る時間や起きる時間も固定した方が良かったのだと思いますが、一人で生活をするとどうしても怠けてしまい、しわ寄せが最後にやってきて夜通し勉強などしてしまうので、小さな目標をコツコツと積み上げながら、余裕を持った勉強計画にすることが健康面でも大事だと思います。

 

体験記(農学研究科・原田の場合)

 

〇受験区分:一般入試

東北大学院農学研究科には「院試免除」「推薦」といった仕組みが存在しないので、全ての人が筆記試験と面接を受けることになります。

 

〇勉強面

農学研究科の入試では「専門教科3科目」「英語」「面接」が課されました。(農業経済コースのみ小論文も課されます)

ここから、各項目について具体的内容と勉強方法についてご説明します!

 

○情報収集

大学院試験では情報収集が非常に重要になります。

たとえば、「いつ願書を出すのか」「受験に必要な書類は何か」「過去問はどんな問題か」などさまざまな情報があります。

 

高校生の時は進路指導の先生などが受験に関する情報を逐一教えてくれていたのと思うのですが、大学ではそんな方はいません。そのため、自分からサイトを見たり、先輩に聞いたりして情報を収集する必要がありました。

 

受験は情報戦なので、自分から情報を仕入れる姿勢を持つようにしましょう!

 

(自分も実は少し失敗して苦労してしまいました。問題を作成する担当の教授が昨年度と違う教授になった教科を選んだために問題の傾向が大きく変わり、試験の出来がよろしくなかったです)

 

①専門教科

・内容

専門教科は、農学に関連する専門的な教科のことです。例えば、「作物学」「農業経済経営学」「微生物学」「動物遺伝育種学」といったような非常に狭く、深い知識が求められます。かなり専門的な知識が求められるのが大学受験と大きく違う点かなと思います。

 

農学研究科では、専門教科を3科目受験します。具体的には、自分の志望する研究室の1教科が必修で、残りの2教科は好きな教科から選ぶことができます。

 

この教科選択が悩みどころで、簡単と言われているけど興味ない教科を選ぶか、難しいけど興味ある教科を選ぶかで悩むんですよね笑 (自分は後者を選んで、見事苦労しました)

 

・勉強方法

まず、勉強を始めたタイミングですが、私は3ヶ月前から少しずつ過去問を解くなどの勉強を始め、2ヶ月前から本腰を入れました。大学受験ほど範囲や教科が多くないので、1年前とかから始める必要は全くないと思います。

 

具体的な対策としては、「過去問を解く」「教科書を音読する」ことを心がけていました。農学研究科の教科は「暗記もの」が多いので、効率的に知識を頭に入れ、忘れないようにするために音読は効果的でした。(試験範囲が分厚い教科書2,3冊分で、内容も細かいので誰もが最初は絶望しました笑)

 

普段の生活やアルバイト、研究とも両立する必要があったので、スキマ時間をいかに使うかが難しかったです。

 

②英語

・内容

農学研究科の英語科目は「試験免除」の制度があります。

TOEICやIELTSのスコアを事前に提出することで、試験当日に英語の試験を受ける必要がなくなるんですがこの免除を受けないと以下のようなデメリットがあります。

 

①難しいTOEFL ITPを受ける必要がある

②午前に専門教科を受けてから午後TOEFLを受験するので、疲れてパフォーマンスが発揮できない

 

そのため、ほとんどの学生が比較的点の取りやすいTOEICのスコアを提出して英語試験を免除していました。

私も当日受験は絶っっっっっ対にしたくなかったので、TOEICをがんばりました。

 

・勉強方法

私はTOEICを受験したので、TOEICの勉強方法をご紹介します。

 

大まかな流れはこんな感じです

①受験1ヶ月前にTOEICの公式問題集を1回解く

②単語帳やCDを使って勉強する

③本番1週間前にもう一度問題集を解く

 

まず、TOEICの公式問題集を試験の時間通りに解くことで「TOEICの試験はどういう試験か」を理解することができました。

 

次に「TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ」という単語帳を使ってTOEIC用の単語を身につけました。

 

TOEICの単語はそんなに難しくないんですが、今まで覚えた意味と違う意味で使われる単語がたくさんあるんです。というのも、TOEICで扱われるのは「ビジネス英語」なので大学受験やアカデミックな英語とは全然違うからなんですね。

 

例えば、

『オフィスで履歴書を見ている人事の人が「応募してきた学生はこんな資格を持ってるんだけど、この人採用するべきかな??」』

みたいな文章が出てきます。

 

また、balanceという単語がバランスという意味ではなく、「お金の残高」という意味で出たりします。

 

今まで使ったことのない英語になるので、それに慣れるために単語対策は必須だと思います。

 

リスニング対策としては、「問題集で出たリスニング文章を繰り返し聞く」ことを行いました。

同じ文章を繰り返し聞いてシャドーイングできるようになることで耳が英語に慣れました。また、問題集の文章は「ビジネス英語」なのでTOEICでよく出てくる場面(オフィスや会議中のシーン)を知ることができて効果的でした。

 

 

③面接

面接では「なぜ大学院に進学したいのか」「現在行っている研究を説明して」「大学院卒業後のキャリアをどう考えているか」「なぜ農業に興味を持ったのか」といったことを聞かれました。就活の面接と違って、「研究内容」にフォーカスして面接が行われるのが特徴かなと思います。

 

なんと自分の時は教授10人くらいを前に面接したので、さすがに緊張しました…!

 

◯生活面

体調管理には大学受験の時よりも気を遣っていました。というのも、もしもの時に面倒を見てくれる両親がいないからです。

そのため、とにかく睡眠と食事だけは欠かさず取っていました。もちろん家事をするので大学受験の時のような勉強時間が取れず焦りもありましたが、その分集中しようと心がけていました。

 

参考になりましたか?院によって違う部分も多くあることがわかってもらえたと思います。ただ、共通している大事なポイントは「自分で情報を集めること」です。もし興味が湧いたことがあれば、自分の行きたい大学院の要綱をちらっと見てみてはどうでしょうか。

 

私たちの情報が少しでも役に立てば幸いです。

 

こんにちは!東北大学 経済学部 2年 青山侑平です!

 今回のブログでは「現役東北大生の合格体験記④」「現役東北大生の合格体験記⑤」に続いて、受験生の方に向けて僕の合格体験記を紹介していきたいと思います。すべてが皆さんの現状に一致するとは限らないので、あくまでも参考程度にお考え下さい。

 

【勉強面について】

東北大学の受験区分については、一般前期試験でした。

 

苦手科目:現代文

 

 僕は文系ながら現代文が一番の苦手科目でした。最終的には現代文を克服できたと思っています。ですので、ここでは僕が現代文をどうやって克服したかについてお話ししていきたいと思います!

 僕は現代文の苦手意識を克服し、志望校合格水準に持っていくために行った手順は、大まかに2つのステップがあると考えています。

 

Step1:解き方の大枠を知る

Step2:学んだ解き方を使ってひたすらに問題を解く

 

 この2段階について具体的にお話していきたいと思います。まずはStep1についてです。現代文の勉強を本格的に勉強し始めたとき時、「そもそも現代文ってどうやって解くの?」、そう思っていました。現代文の解き方を知らない僕は、まず解答へのアプローチの仕方について学ぶことから始めました。僕は回答へのアプローチの方法は「記述の手順がわかって書ける!現代文記述問題の解き方―「二つの図式」と「四つの定理」 (河合塾シリーズ)」で勉強していました。僕はこの参考書で回答作成のアプローチの仕方への理解を深めていきました。現代文が苦手だな、という方にはすごくお勧めです!僕はとにかくこの参考書を嫌になる位に読み込みました。

 次は、Step2についてです。

 

上記の参考書で学んだ方法を活用して実際の問題を解いてみる

間違えたところは解答解説を見て修正する

 

 Step2ではこの手順をひたすらに繰り返す、これをとにかく徹底していました。Step1で頭に入れた方法を体になじませていき、その方法を無意識下に落とし込むことをとにかく意識しました。ここでは「得点奪取現代文記述・論述対策 (河合塾シリーズ)」を使用していました。この参考書を繰り返しの練習台にしました。

 僕はこのプロセスによって現代文嫌いを克服しました。自分の中で府に落とした解答方法をひたすら反復し、それを無意識下に落とし込み、勘を研ぎ澄ます。このプロセスが力を伸ばすうえで重要だと考えています。最後に簡潔にまとめると、僕が苦手科目で意識したことは「基礎的な解答方法を徹底反復し、無意識化下に落とし込む」です。これは他の科目でも共通することだと思うので、少しでも苦手克服につながってくれたら幸いです。

 

得意科目:数学

 

 数学の勉強は苦手教科の項目でも書いたように、基本的な解答方法の反復をメインに行っていました。具体的には、チャートに載っているような基本例題をひたすら解きまくる。そうすることによって、解いた基本例題が無意識下に刷り込まれていきます。その結果、数学勘が研ぎ澄まされていきます。勘が研ぎ澄まされてくると、基本例題を組み合わせ作成された応用問題などにも対応できるようになると思います。とにかく、僕が伝えたいことは数学は「基本例題のやりこみ」これに尽きると思います。

 

【生活面について】

 夜更かしは絶対にしない、これを一番大事にしていました。記憶は寝ている間に整理されます。したがって、夜更かしをするとせっかく覚えたことが整理されなくなってしまいます。また、次の日睡眠不足が原因で日中眠たくなってしまい、勉強に集中できなくなってしまいます。睡眠を削って勉強時間を増やすのは一見望ましいことのように思えますが、僕はかえって効率を悪くしているように感じられたので夜更かしは絶対にしませんでした。

 

【受験前日と当日について】

 受験日前日は次の日の試験科目の基礎的内容の確認を行っていました。数学は基本的例題の確認、古典は古文単語、漢文は基本句形、英語は基本構文・英単語の確認を行っていました。そのほかは受験会場とそこまでの経路の下見を行いました。

 当日はとにかくいつも通りと自分に言い聞かせ、周りの雰囲気に流されないように可能な限りイヤホンをして周りの情報を遮断していました。(試験官の話だけは聞き逃さないことに注意)

  

【併願校について】

私立

 立命館大 経営学部(センター利用)

 関西学院大学 経済学部(一般試験)

国公立

 前期  東北大学 経済学部

 後期 大阪市立大学 商学部

 

【最後に】

 これを読んでいる人の中には、今つらい時期を過ごしている人もいるかと思います。このつらい時期を乗り越え合格を勝ち取ったそのときには、何事にも代えがたい喜びがあります。そして、その合格の後には、楽しく充実した大学生活が待っています。その期待を胸に抱き合格に向かって、受験日まで走り続けてください!応援しています!