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 皆さんこんにちは!工学部電気情報物理工学科2年の山口真由です。気が付けばもう10月も終わってしまいましたね。毎日勉強の日々であろう皆さんに向け、引き続き合格体験記を紹介いたします!私は一浪して東北大に入ったので、今回は浪人していたときのことについてお話していきたいと思います!

 

○ 勉強面

 

 受験区分は一般前期試験です。浪人していたときは基本的に予備校のテキストをひたすらやっていました。他のテキストに取り組む余裕もありませんでした。

 個人的に思う浪人の強さはすでに志望大学の問題傾向や得点をとるために必要なこと等を知ったうえで、もう一回勉強できることです。「知識を身に着ける」と「問題を解ける」には少し乖離があると思うのですが、浪人したことで「知識」と「問題」が結びつき、「問題を解く」力が上がったように思います。

 

得意科目:英語

 

 英語に関しては、特にセンター試験で安定して高得点をとれていたので心の支えでした。和訳問題で変に意訳をしてしまう癖があったので、まずは直訳をして、不自然なところだけ直訳から言葉を変えることで、得点をもらえる回答を書くことを心掛けていました。また、英作文では日本語をそのまま英語にできないところをどうやって自分が書ける英文にするかを心掛けていました。どうしても英文にできないときは、無理して書くのではなく、自分が書けるレベルの英文で近いニュアンスで英訳するようにしていました。頑張って書くのは練習としてはいいと思うのですが、実際の試験だと点数が芳しくないので、自分が書ける英文を書く練習を積み、その感覚を磨く必要があると思います。

 

苦手科目:化学

 

 もともと得意ではないものの、苦手ではない、というぐらいだったのですが、有機化学を学び始めたときにわからなくなってしまい、完全に心が折れてしまった記憶があります。浪人期は予備校のテキストや参考書が充実していたので、テキストを繰り返し解いていました。しかし、正直に言って苦手はあまり克服されませんでした。もちろん現役にときよりは理解は深まりましたが、以前として他の教科よりも苦手意識が強かったです。そこで、東北大の化学は基本的な問題も多いので、基本的な問題は確実にとり、化学で難しい問題に時間を使うよりも物理に時間を使うようにしました。物理に関しては時間さえかければ解けると思っていたので、物理と化学あわせた得点が高くなるように戦略を立てました。

 

○ 生活面

 浪人している間ストレスで寝ている間何回も起きてしまったり、ご飯が食べられなくなったりなどしていたので、以下のことを気を付けていました。

 

  ・寝るときはやらなきゃいけないことを忘れる

  ・食べられないときは無理して食べない

  ・気乗りしない日でもやれることを決めておく

 

 「寝るときはやらなきゃいけないことを忘れる」については、私はよくベッドに入って「○○の復習しなきゃ、△△の予習もしないと…」と考えてしまい、目が覚めてしまって寝不足になったり、睡眠の質が落ちたりしてしまっていたので、ベッドに入ったらやらなきゃいけないことは忘れて、リラックスして寝れるようにしていました。

 「食べられないときは無理して食べない」これは食べられないのにおなかはすくので浪人しているとき特に困っていました。なかなか食べ物がのどを通らないときは、無理して食べてしまうともっと気持ち悪くなってしまうので、無理せずゆっくり食べていました。たいてい予備校の昼休みの時間に食べ終われなかったので、休憩時間に食べたり、何回かに分けて食べていました。食後の眠気もしないし、少しずつ食べると気持ち悪さも軽減するので合っていました。

 「最低限やることを決めておく」については、私はなかなか毎日体調万全!というわけではなく、勉強するのがつらい日もあったのですが、何もしないわけにはいかないので、どうすればいいか予備校の先生の聞いたときに教えてもらいました。やることを頭を使うようなことと作業に近いことの2つに分けておいて、体調が悪い日には作業に近いことをやり、逆に体調がいい日に頭を使うことをやるようにしていました。こうすることで、その日にできることをやる、ということができるようになりました。

 

○ 受験前日・当日

 受験前日は緊張しすぎて勉強が手につきませんでしたが、好きな芸人の動画を見たりして受験前日ということを忘れてリラックスできた時間をもてたのがよかったです。そのあとは過去問やオープン模試、予備校で解いた予想問題の復習をして、夜ご飯には消化にいいものを食べて寝ました。

 受験当日は会場に応援しにきていた高校の先生・同期に久しぶりに会えて楽しかったですし、リラックスできたのですが、いざ席に座るとすごく緊張してお腹がギュルギュルしていました。そのド緊張で英語は全く集中できませんでした。物理・化学も英語のショックを引きずってしまいました。解答用紙の回収の際(解答用紙の回収はすごく時間がかかります!)、あまりの出来の悪さに落ち込み、泣きそうになったことを覚えています。

 2日目の数学は1日目の教科の出来が悪すぎて「もう無理だろうな」と半分あきらめていました。振り返ってみると、合格への期待みたいなものを失ったことで、逆に落ち着いて100%の力を出すことができましたし、実際の点数をみても、数学のおかげで受かったといえるような出来でした。

 二次試験の手ごたえはあまり良くなかったです。しかし、入学後実際の点数を見てみると、英語・物理・化学でなんとか耐えて数学を得点源とすることができていました。100%の出来じゃなくても合格することができたのは、浪人した1年間で底力が上がったからだと思います。

 

○ 併願校

・東京理科大学 理工学部電気電子情報工学科(センター利用)

・東京理科大学 理工学部電気電子情報工学科(B方式)

・東京理科大学 工学部電気工学科(B方式)

・芝浦工業大学 システム理工学部生命科学科(センター利用後期)

・電気通信大学 後期

 

○ 最後に

私の合格体験記は以上です。少しでも皆さんの息抜きになったら嬉しいです。

受験が終わったときに、皆さんが「やりきった」といえるよう願っております!