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皆さんこんにちは。

農学研究科修士2年の金井塚です。

3月も中旬になり、凍えるような寒さが続いていた仙台でも暖かいと感じる日が増えました。

農学研究棟の出入口の梅の木には鮮やかなピンクの花が咲き、春の到来を感じています。 

 

さて春から東北大学大学院に進学される皆さん、新生活の準備は進んでいますか?

 

今回はこれから仙台で生活を始める皆さんに向け、仙台に6年住んだ私から仙台で暮らす上でのアドバイスをお伝えしようと思います。

 

冬の寒さ

東北地方、と聞くと極寒の雪景色を想像される方がいらっしゃるのではないでしょうか。実は仙台市は「東北地方の中では」比較的温暖な地域であり、雪が積もる日は年に数回しかなく、積もっても足首が埋まる程度であることが多いです。そのため,雪に対する特別な対策はそれほど必要ではありません。

ただ、あくまで「東北地方の中では」の話であり、真冬は最高気温が5度を下回る日も多々あります。

私は、寒さが特に厳しい12月から2月は暖かめのインナーと厚手のニットセーター、厚手のタイツの上にズボン、ダウンジャケット、マフラー、手袋をほぼ毎日着用していました。

私の周りでは家に電気ストーブやこたつを置いている人もいます。

暖かい地域から東北大学に進学される方はある程度覚悟が必要です。

 

路面凍結も多発するので自転車や原付で通うことを考えている方は注意が必要です。

 

雪が積もった日の農学研究棟前

 

また、春や秋も冷える日が多いので、七分丈の洋服やカーディガンがあると安心です。

 

災害への備え

明日、3月11日で東日本大震災の発生から12年になります。

余震の頻度は当時と比較してかなり低下しましたが、依然として余震は続いています。

比較的規模の大きい地震も発生しており、昨年3月16日に発生した地震では仙台市内でも震度5強を観測した地域がありました。

また、近年全国で台風や大雨の被害が多発しており、仙台も例外ではありません。

 

さて皆さんにお聞きします。

「もしもの備えはできていますか?」

 

災害発生時には、安全な場所まで避難する必要がある場合や、避難の必要がない場合でも水道・ガス・電気などのインフラが寸断される場合が想定されます。その際、安全に健康で過ごすためには懐中電灯や食料、衛生用品が必要になります。

しかしながら、このブログを読んでいる人の中にはわかっていても備えをしていない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

私は全く備えをしてきませんでした。しかし、昨年の地震の際、机の下に身を隠しながら「もしインフラが止まったらどうしよう」と不安な気持ちに襲われ備えの重要性を強く実感しました。

 

とはいえ、何をどのくらい用意したらいいかわからなかったり、どこに行けば用意できるかわからなかったりする人が多いと思います。

そこで大学生協では、東北大学内で東日本大震災を経験した教職員の声を反映させた避難用防災セットを取り扱っております。

自然災害に対する備えについては、こちらのページでも紹介しています。

https://newlife.u-coop.or.jp/tohoku/standby/bousai/

大学院進学を機に、改めて自然災害に対する備えを見直しましょう。

 

番外編 東北大生用語

最後に、東北大生が日頃使っている用語について解説付きで3つご紹介します。

理系研究科の大半が存在する青葉山キャンパスのこと。

用例

「明日、山で授業があるんだよね」

  • ステグラ

仙台駅2Fの中央改札を出て目の前にあるステンドグラスのこと。仙台駅で待ち合わせるときの目印としてよく使用されます。

用例

「10時ステグラ前に集合」

  • とんぺー

東北大学のこと.東を「トン」北を「ペー」と呼ぶ麻雀からとられたと言われています(所説あり)。

 

おわりに

今回は仙台暮らしのアドバイスをしてきました。

4月から仙台に暮らす皆さんにとって少しでも参考になれば幸いです。

そして、仙台に6年住んだ者として、皆さんの仙台での日々が素敵なものになるよう心から祈っています。