こんにちは~!東北大学法学部3年の村上皓成です。

さてさて時が経つのは早いもので、もう9月も後半ですね。今日は私から受験勉強を頑張っている受験生の方々に向けて、「現役東北大生の合格体験記①現役東北大生の合格体験記②」に引き続き、東北大学に合格した先輩の合格体験記を紹介しようと思います!勉強で疲れた際の息抜きにでも見ていただければ幸いです。

受験区分

AOⅡ期受験

○勉強面

私の受験した法学部AOⅡ期入試の科目は英語と面接形式での口頭審問でしたので、以下それぞれに対しての当時の私の取り組みを紹介いたします!

其の壱:英語

 英語の勉強は昔から好んで行っていました。東北大学の英語は長文読解とそれに付随する問題が多くを占めていたので、受験対策としては東北大学の英語の過去問集と、難易度的に東北大学の英語に近しい全国の国公立大学の英語の過去問が集約された問題集の長文読解を繰り返し解きました。勉強のスタンスのアドバイスとしては、おそらく同じことを他の東北大生の先輩方や周囲の大人の方々から散々言われていると思うのですが、とにかく ①継続して勉強して数をこなすこと、②繰り返し解くこと、③分からなかったこと・できなかったことを放置せず迅速に対策すること、この3つが大切です!

 具体的な勉強方法についてですが、私は問題集の長文を制限時間内に解いた後、読んだ長文を一度音読し、その後前から単語の意味を一語一語確認し、一文終えた後にその文章の文法構造を確認することを繰り返していました。そして単語と文法で分からないところがあった場合は辞書で確認し、メモを残して後日確認できるようにしていました。この勉強法の良かったところは、長文読解の取り組み1つで単語も文法もしっかり確認できるというところにあります。かなり時間はかかりますが、この取り組みのおかげで私は英語の長文を読むスピードが向上し、点数も合格ラインをキープできるようになりました!

取り組む全ての問題をこの勉強法で取り組むことは大変だと思いますが、とにかくどのようなアプローチで高得点を狙うにしろ、文章の内容を正確に把握することを意識して勉強することが大切だと思います。

其の弐:面接試験

面接試験対策の取り組み過程で意識していたことは、①自分が東北大学を志望する理由を自分のなかで明確にし、そしてそれを正確に説明すること②面接練習では常に本番を想定して取り組むことです。私は受験直前まで自分の志望理由が自分のなかではっきりと説明できる段階に至っていなかったため、本格的に面接練習を開始したときは苦労しました。理由としては、自分がなぜその学問領域への理解を深めたいのか、そしてなぜその理解を深めるために東北大学を志望したのか、この二つの繋がりが曖昧になっていたことが挙げられます。私は一度自分で志望理由を上記2つの区分で要素分けをして図式化し、それぞれの要素の繋がりを図に書き込みながら整理することで志望理由を自分の中ではっきりさせられるようになりました。また学校の先生方などに志望理由を聞いていただき、話の流れが整合的かどうかを客観的に評価していただくこともおすすめです。

面接練習では練習だからといって入室から退室までの過程で中断することなく、常に本番を想定して行っていました。本番想定の練習を繰り返すことで、実際に面接試験に趣いた際には「練習で何度もやってきたことをやれば大丈夫!」という気持ちになり、入室してからはそれほどプレッシャーを感じずに落ち着いて受け応えすることができました。

実際の試験ではどのような質問が投げかけられるか分かりませんが、とにかく落ち着いて堂々と受け応えるようにしましょう!

○生活面

 私は学校に登校してから授業を受け、放課後は19:00の閉門まで教室や図書館で勉強し、その後個人指導の学習塾で22:30まで勉強するという生活を繰り返していました。受験勉強開始当初は朝早く起きて学校で勉強し、夜は比較的早めに寝るという生活サイクルを試みたのですが、結局学校についてから寝てしまうようになったので、私は夜型人間のなのだと諦めて、朝はゆっくり起きて夕方から夜にかけて集中して勉強するようにしました。結果としてそちらの方が一日の合計勉強時間や勉強の質を向上することができたと感じています。皆さんそれぞれ自分に適した勉強・生活スタイルがあると思うので、自分に合った方法で勉強するのが良いかと思います!(開き直りではないですよ!)

 また生活面では「いかに自分を勉強モードに切り替え、そしてその状態を継続するか」を意識していました。具体的には、席についたら今日のノルマをこなすまでスマホや本に手を出さないこと、一定ラインまで今日の勉強をこなせたら間食を挟んで休憩するなど、自身のやるべき勉強にいくつかの基準を設け、インターバルを挟みながら継続的に勉強できるようにしていました。

受験勉強期間は精神的に辛い時期ですので、何か自分が勉強を継続して行える工夫をしてみてください。

○受験前日・当日

 1次の筆記試験当時の話をしますと、受験前日はいつも使用していた問題集で今まで取り組んできた問題を可能な限り復習していました。私は解いた問題に付箋を貼ったり手書きでメモを書き込んだりしていたので、それらを一通り確認しました。当日の持ち物の準備は早めに終わらせていたので、本当は早めに就寝したかったのですが、床についても結局気持ちが落ちつかず、しばらく寝付けませんでした。

 受験当日は早朝に父の車で試験会場の近くまで送迎してもらいました。私はかなり緊張しいな体質なので1次試験受験当日は緊張感で食欲が全く湧かず、昼休憩ではゼリーとスティックバーくらいしかまともに食べられませんでした。私のように緊張しいな方は手軽にとれる食べ物を持って行った方がいいと思います。

受験会場に行く途中やいざ受験会場に入った際、他の受験生を見て多かれ少なかれ緊張すると思います!私は緊張で食欲が湧かなかったことに加え、回答用紙が軽く湿る程に手汗を大量にかいたことで、回答用紙がふやけてしまったことに加え、回答欄の文字が殆ど滲んだ状態で回収されたことを今でも覚えています。受験生の皆さんに伝えたいのは、とにかく逃げずに受験会場まで足を運んだことだけでも十分立派なことなので、本番前はここまで頑張ってきた自分を認めてあげて欲しいです。自分の頑張りを認め、あとはやるしかない!という気持ちに切り替わることで、緊張感が幾分か高揚感へと変化させ、程よい緊張感の中でで良いパフォーマンスが発揮出来ると思います!

また私は1次の筆記試験の出来が自分の中で納得できず、悔しさと不安感から勉強に身が入らない日がありました。結局その悔しさから「1次試験結果のいずれにせよ、一般試験までがんばろう」という気持ちに燃えることができたので良かったですが、試験直前の貴重な時間を有効活用できなかったことから、もっと早く自分の中で気持ちに区切りを付けられればよかったと後悔する部分も2次試験当時はありました。1次試験が終わった当日の夜はさすがに休んで欲しいですが、まだまだ試験は続きますので、ゆっくり休んだ次の日からは面接試験対策、そして一般試験合格に心を切り替えて勉強できれば理想的ですね。

エモーショナルチャート

最後に

 私の合格体験記は以上となります!私の合格体験記が参考になった方・そうでない方様々あるかと思いますが、とにかく受験まで諦めずにがんばっていただきたいです。

仙台も日に日に寒くなっていております!皆さんも風邪などひかぬよう、お身体ご自愛くださいませ。🍁

受験生の皆さんが晴れて東北大学に合格することを心から願っております!

ここまでお目通しいただきありがとうございました。

こんにちは!東北大学文学部人文社会学科・心理学専修3年の熊田蒼大です!

現役東北大生の合格体験記①」に引き続き、勉強を頑張っている受験生に向けて、東北大学に合格した先輩の合格体験記を紹介しようと思います!

受験区分

一般前期試験

併願校

・高崎経済大学 経済学部(中期)

・山形大学 人文社会科学部(後期)…出願のみ

勉強面

得意科目:国語

僕の得意科目は国語でした。記述問題を解くのが好きで、自分のレベルに合わせた問題集を繰り返し解いていました!また、試験が始まる前は「今回は○○を意識して解く」といった目標を立てることで、なんとなくで解答しないよう心がけていました!

参考までに:
国語(評論)の記述問題が苦手な方へ、僕が意識していたことを一点お伝えします。それは、字数制限から作問者が求める解答の大枠を予想することです!

例:字数制限
25-35字…本文内のキーワードやまとめの箇所から抜粋し、簡潔な解答を心がける。
40-60字…具体例までは入れられないことが多いため、的確なキーワードを入れつつ、対比を意識した解答を心がける。
60-100字…具体例を入れることになりそう。因果関係をあらわす接続詞を組み合わせた文章を意識する。また、「本文全体の趣旨をふまえて」との要求があった場合、問題の傍線部分から離れた箇所のキーワードにも配慮した解答を心がける。

これらを意識して演習に取り組んだところ、点数が安定するようになり、解答時間も短縮できるようになりました。ただし、上記の例はあくまで目安なので、皆さんも自分にあった目安のようなものを作ってみましょう!

 おすすめの教材は「現代文読解力の開発講座(新装版)」です。

苦手科目:数学

数学自体は嫌いではありませんでしたが、なかなか得点ができず苦しみました。受験本番まで、どんなに勉強しても苦手意識が拭えないまま、受験日を迎えたのを覚えています。結果としては得意科目でなんとか埋め合わせることができたので良かったです。苦手意識が拭えなかった理由は、土台となる基礎を定着させないまま、発展的な問題を解いてしまったことだと思います。特に東北大学の文系数学は、基本的な問題を確実に得点することが要求されるので、基礎を徹底的に固めることをおすすめします!

なお、現在私の専攻する心理学では、統計学の知識が求められます。統計学では、高校数学で学ぶ確率や積分、データの分析など「数学の基礎知識」が必要となります。ですので、心理学に興味のある方は、数学の勉強も怠らないようにしておきましょう!

 おすすめの教材は「チャート式解法と演習数学」です。

生活面

 皆さんは、規則正しい生活をおくれていますか?受験生時代の僕は、元々夜型だったこともあり、かなり生活リズムが乱れていました。例えば、学校の自習室で勉強し、家に帰ってからは夜中まで勉強するといった生活です。しかし、一次試験直前の冬休みにとある事件が起きてしまいました。

なんと、高熱を出してしまったのです。

冬休みといえば、一次試験に向けたこれまでの総復習をするラストスパートの時期です。ここで追いあげようと意気込んでいた僕は、突然の発熱に不安でいっぱいになりました。幸い3日で体調は回復しましたが、貴重な勉強時間を失ったことは事実です。この時僕は、これまで不規則な生活習慣をおくっていた自分を責めるとともに、受験日までは規則正しい生活リズムにしようと思いました。結果としては、受験日までに何とか生活リズムを整えることに成功し、万全の状態で試験に臨むことができました!今思い返してみると、受験当日に熱を出さなくて良かったと心から思います。皆さんは、このようなことがないように今の内から健康的な生活をおくって下さいね!

受験前日・当日

 受験前日は、自分でまとめた「苦手リスト」を繰り返し確認し、当日の持ち物を準備して早めに就寝しました。「苦手リスト」とは、教科ごとの苦手な部分や気を付けるべきポイントをB6サイズ(B5の半分)の白紙に箇条書きでまとめたものです。また、私の好きなスピッツの曲を聞くことで心を落ち着かせていました。受験前日になると、不安ではなくここまでやってきた自分を褒めてあげようという気持ちでいました。

 受験当日も、前日同様に「苦手リスト」の確認・スピッツの曲を聞いていました。元々緊張しやすいタイプでしたが、受験会場に入ってみると意外と緊張はなく、むしろ模試と同じ感覚で受験することが出来ました。これは、普段から受験本番を意識して模試を受けていたからだと思っています。

エモーショナルチャート

最後に挨拶

 私の合格体験記は以上となります。これまで述べてきたアドバイスの中には、当たり前だと思われるものがあるかもしれません。実際その通りで、受験で大切なのは当たり前のことをいかに継続してできたかということだと思っています。このブログを読んでくださった皆さんと東北大学で会えることを楽しみにしています!