こんな方におすすめの記事

・大学院生になってからの食生活が心配

・大学院でアルバイトをするか悩んでいる

・大学院からひとり暮らしを始める方

みなさんはじめまして!普段🍅の研究をしている、農学研究科修士2年の原田龍之介です!

大学院生向けのふらっとブログ第3弾は「大学院生の食生活・アルバイト」についてです。

誰にとっても初めての大学院生活、楽しみも不安もありますよね。

その中で、多くの人が不安を感じることが「食」と「お金」です。

研究も、授業も、就活も忙しい中で東北大の院生はどんな食生活やアルバイトを行って生活しているのでしょうか。

そこで、この記事では東北大院生の食生活とアルバイト事情をいくつかのパターンに分けてお伝えしていきます。

少しでも大学院生活の参考になれれば嬉しいです!

この記事でお伝えすること

①東北大学の大学院生の食生活 (自炊や食堂の利用パターン)

②東北大学の大学院生はどんなアルバイトをしているのか

①東北大院生の食生活

青葉山新キャンパスのみどり食堂

大学院生、どんな食生活をしているのか気になりますよね。

自炊はしているのか、お昼はどこで食べるのかなどなど。

大学院生活は研究に授業に就活に忙しいのでみんな自炊しなくなると思いきや、自炊が増えたり逆に外食に頼りきりになったり、実はかなり多様な食生活になっていきます。

そこで、ここからは東北大学院生が「研究室にいるときの食事のパターン」を順番にご紹介します!

1. 大学生協の学食や購買を多く利用するパターン

東北大以外から進学される方にはイメージが薄いかもしれませんが、東北大生は何かと「大学生協」のお世話になることが多いです。

なぜかというと、東北大学のキャンパスの多くは青葉山という山の上にあり、周りに飲食店がほとんどないためなんです。

片平キャンパスは街中にあるため飲食店が沢山あるのですが、川内キャンパスや青葉山キャンパスに通う人は大学生協の食堂や購買で食事をする人が非常に多いです。

学食で「ミールカード」という食堂の年間利用パスを使用している人も多く、平日は毎日学食で食事を摂るという人も結構な数いるんです。

夜遅くまで研究をする方もいるので、そういった方は昼と夜どちらも学食を利用する方も多いですね。

(筆者もミールカードを使っているので、平日のお昼は毎日学食で摂っています!)

2. 外食やコンビニを利用するパターン

次に外食やコンビニを利用するパターンです。

生協を使う以外にも、近くのコンビニでご飯を買ってきて食事を摂る人も一定数います。

(基本的にどのキャンパスにも歩いて行ける距離にコンビニがあります)

また、片平キャンパスの周りには飲食店がたくさんあるので、片平キャンパスの学生はカフェや定食屋に出向いてランチを摂る人もいます。(羨ましい…)

片平キャンパスで研究をする人は是非周りの飲食店を開拓してみてください…!

3. 研究室で自炊するパターン

研究室には炊飯器が置いてあったり、研究棟にキッチンがあることもあります。

食費を節約するために研究室でご飯を炊いたりパスタを茹でたりして食事を摂っている人もいるんです。

そもそも自炊をしない人もいる

大学院生のひとり暮らし生には全く自炊をしない人も多くいます。

3食学食で食べる人、スーパーやコンビニで買う人、夜は外食する人、様々です。

ひとり暮らしをしたら「自炊ができないと生きられないというわけではない」ので、自分のペースで無理せず自炊ができると素敵ですね。

②東北大院生のアルバイト事情

次にアルバイト事情です。

学部生より忙しいにもかかわらず出費は変わらない中、東北大院生はどんなアルバイトをしているのでしょうか。

そもそも、アルバイトはできるのでしょうか…?

ここからは私の周りの人たちのアルバイト事情をいくつかのパターンに分けてご紹介し、疑問にお答えしていきます!

1. 毎週決まったシフトに入るパターン

学部生と同じように、塾講師や飲食店など毎週同じ時間にシフトに入ってアルバイトをする院生は一定数います。

研究室が終わった夜の時間で働いている人がほとんどで、飲食店だと仙台駅の付近や「国分町」と呼ばれる繁華街付近で働く学生が多いです。

しかし、実験に時間がかかる研究をしている人や研究・就活でスケジュールが不規則な人が増えるため、学部の頃と比べるとこのようなアルバイトに勤しむ人は少しずつ減ってくるイメージです。

2. 学内・研究室内のアルバイトをするパターン

大学院生になると学内のアルバイトを行う機会が増えます。

例えば後輩の実験や授業をサポートする「TA(Teaching Assistant)」や、研究のサポートをするアルバイトなどを行う機会が増えます。

(私の研究室でもトマトの栽培や生育を測定するアルバイトがありました)

これらのアルバイトは大学にいながらできるので、忙しい大学院生でも比較的取り組みやすく、多くの東北大院生が関わっています。

研究室や大学からメールが届いて募集されるので、興味がある方は研究室の人と話したり、大学からのメールを注意深く見ておいたりすることをお勧めします!

3. 土日にまとめて働くパターン

平日にコアタイムがあり平日にアルバイトができない院生もいます。

そんな人は休日にまとめて働く人が多いです。

例えばイベントスタッフなどは休日に1日まとめて働くことができるため、平日にバイトできない人の味方と言えるでしょう。

仙台には楽天イーグルスやベガルタ仙台などスポーツチームがあったり、コンサートが開かれたりするのでイベントスタッフとして働ける機会も豊富です!

4. アルバイトをしない人っているの…?

アルバイトをしない人はいることにはいます。

しかし、ものすごく少数です。

自分の友人で平日は朝から晩までコアタイムがある人がいますが、その友人でも休日にまとめてアルバイトをして収入を得ていると言っていました。

大学院生活には何かとお金がかかることが多いので、何らかの収入を得ている人が多いと思っていただけるといいと思います!

まとめ

いかがでしたか?

今回は東北大院生の食生活とアルバイト事情についてお伝えしました。

東北大学に入学すると「大学生協」のを利用することが増えたり、学内でアルバイトをすることが増えたり、今までとは少し違う生活になる方も多いのではないでしょうか。

本記事が少しでも東北大学の大学院に入学する皆さんの参考になっていれば嬉しいです!

また、今後も東北大学院の新入生に向けた記事を発信していくので読んでいただけると嬉しいです。

ここまで読んでいただきありがとうございました!!

みなさんこんにちは!

大学院の入試も一段落し、少しずつ卒業研究に取り組み始めている頃ではないでしょうか。そんなみなさんに、今回は「大学院での学業」についてお届けしていこうと思います!

一口に学業と言ってもその内容は多岐に渡ります。その中でも今回は「研究生活」について、工学研究科(当時修士2年)の先輩の研究生活を例に見ていきましょう!

大学院での研究生活

学部での研究と大学院での研究はどんな点で異なるでしょうか。もちろん、研究活動には画一的なカリキュラムや決まった進め方などはないので研究室や個人によって異なってくる要素は多いですが、次のような違いがあると思います。

深まる専門性と研究計画

大学を飛び出して学ぶ機会

成果を発信する場

 

深まる専門性と研究計画

言わずもがな、大学院ではより深く自身の研究を掘り下げていくことになります。

私は工学研究科の航空宇宙工学専攻に所属しており、人工衛星に関する研究と開発を行っています。

写真は東北大学とALE(株)によって開発された人工流れ星衛星ALE-1(左)とその衛星を載せて2019年に打ち上げられたイプシロンロケット(右)です。私はこれらの人工衛星の姿勢制御に関する研究を専門としており、学部時代から取り組んでいます。

大学院から東北大学に進学される皆さんの中には、ガラッと専門分野を変えて研究に取り組む方もいるのではないでしょうか。まったく違う分野に飛び込んでいくのは不安も大きいかと思います。

そんな中で重要になるのが研究の計画だと私は考えています。大学院生活は2年間ありますが、意外とあっという間に過ぎ去っていきます。

この2年間どう過ごすか?単位の取得や就職活動とも平行して研究していくにはどのような計画が必要なのか?

詳細な計画を立てる必要はないですが、前期後期でそれぞれ何に取り組むかなど大雑把にでもイメージを持つことが重要だと思います。自分ひとりで考えるだけでなく、研究室の同期や先輩、教授たちとすり合わせをしていくことで、より現実的な研究計画を立てることができると思います。

大学を飛び出して学ぶ機会

大学院での研究生活の中では、大学を飛び出して試験を実施するような機会も増えていきます。

ちょうど私も人工衛星の試験で九州工業大学を2週間ほど訪れています。

九州工業大学には超小型衛星試験センターという施設があり、宇宙環境を模擬した環境で試験を行うことができます。24時間体制で衛星を見守り続ける必要があるのでなかなか大変ですが、部活の合宿のようで楽しいです。

交通費や宿泊費は大学から支給されます。休日は少し足を伸ばして観光することもできるので、学びだけでなく研究の息抜きにもなります。

他にも私の友人では地質調査で全国を回ったり、漁船に乗って実際に漁を行うなんていう機会もあるみたいです。

普段は研究室にこもって研究活動をすることが多いですが、こんなふうに大学を飛び出すイベントもあるので、ぜひ研究室の先輩に聞いてみることをおすすめします!

成果を発信する場

研究成果が増えてきたら、それらをまとめて発信する機会も大学院では増えていきます。

研究成果を発信する場として代表的なものが「学会での発表」と「学術誌への投稿」です。

学会ではまだ完了していない研究内容を発表し、そこで学会参加者からフィードバックをもらうことが主な目的となります。フィードバックをもとに研究を進め、完了した研究内容を論文にまとめ、学術誌に投稿する、という流れが基本的になります。

学会には論文提出の締め切りが存在するが、学術誌は通年で投稿を受け付けているものが多い、という違いもありますね。

学会発表や投稿までの流れは学会や学術誌によって異なりますが、私が参加を予定している学会では以下のような流れで進んでいきました。

 

フォーマットに従って論文作成(二段組、6ページ)

共著者に確認を取り、論文提出

論文査読

査読でのフィードバックを反映して論文を再提出

学会発表

 

他にはアブストラクトだけを提出して査読してもらい、その後論文提出という流れの学会も存在するようです。

研究の背景、手法、結果、考察を6ページにまとめるのは大変でしたが(オーバーすると数万円の追加料金…)、査読の結果学会での発表が受理されたときはとても嬉しかったです!

学会の発表はオンラインと対面のハイブリッドで開催するものが多いようです。私はまだ対面での学会の経験がないのですが、対面の学会に参加した先輩の話を聞くと、実際に会って話すことでより活発に議論を交わすことができるので、多くの気づきを得ることができるようです。

対面で開催の学会に現地で参加する場合は研究室から交通費や宿泊費を支援してくれることが多いようです。これも研究室によってルールが異なると思うので、研究室の教授や先輩に聞いてみてください!

 

まとめ

今回は大学院の研究生活について焦点を当てて紹介してきました。

みなさんの大学院での研究のイメージが少しでも鮮明になれば幸いです。

今後も大学院での生活などについて発信していきますので、研究の合間などにぜひ目を通してみてください!