皆さんこんにちは。農学部農業経済コース2年の真瀬水百合(ませみゆり)です。私の合格体験記が少しでも参考になれば幸いです。

まず私が東北大学を志望した理由は、ネットで「“気になる言葉” “大学” “研究”」と色々検索したら東北大学しか出てこなかったからです。そしてAO2期受験の機会があったので受験を決めました。無事AO2期で合格し、実際キャンパスや周りの人たちも良くて、来てよかったなと思っています。

ここからは受験期の私の生活面と勉強面について書きます。

〈勉強法、参考書など〉

私は授業の予習復習、課題や小テスト対策をしていました。マスクを付けるのが嫌だったので主に家で勉強していて、そのときの気分で自分の部屋やリビングで勉強していました。

以下使っていた問題集や文法書で、ほとんど学校で配られたものです。

国語:教科書、文法書(古文漢文)、単語帳(古文、現代文)

授業と課題メイン。小テスト対策で軽く単語帳を見ていました。

数学:スタンダード数学演習ⅠAⅡB、オリジナルスタンダード数学演習Ⅲ(数研出版)

コンパクトでお気に入り。最初5~10分は自分で考えて、分からなかったら教科書や参考書、解説を見ていました。

英語:Make Progress in English Reading(数研出版、長文読解)、Vintage(いいずな書店、文法)

和訳はS、V、Oなどで違う線を引き、文の構造を理解するようにしました。座ることに耐えきれなくなったら立って音読をしていました。

化学:授業プリント、化学重要問題集(数研出版、個人購入)、スクエア最新図説化学(第一学習社、資料集)

授業と問題演習がメインで、用語の意味をしっかり理解するようにしました。有機無機は先生のまとめプリントで勉強しました。

生物:授業プリント、配られた過去問、ニューステージ生物図表(浜島書店、資料集)

授業についていくことがほとんどで、よく図表を読んでいました。生物は用語を覚えて意味を説明できることが大前提なので、図表を読んで視覚的に覚えました。

地理:授業プリント、新詳地理資料COMPLETE(帝国書院、資料集)、地図帳(書き込み用)

授業中に地図帳にできるだけ書き込みをして、あとはスキマ時間に地図帳を眺めていました。

その他:東北大学理系前期過去問(駿台、安心材料として個人購入)

~高3の6月まで

〈生活面〉

私は高3の6月下旬に部活を引退するまで、学校、部活動の剣道、家で1.5~2時間ほど勉強(週に1回書道のお稽古)という過ごし方でした。

〈勉強面〉

5,6月は文化祭や定期試験、試合などのイベントが盛りだくさんだったので勉強は授業が中心でした。引退時期が早い部活もあったので正直勉強への焦りもありましたが、まだ剣道部のみんなと剣道ができると思い、最後の試合まで続けました。

7月~夏休み

〈生活面〉

剣道部を引退してからは家での勉強時間が約3時間に増えました。書道は“やめる”という言葉が辞書に無かったので続けました。

そして迎えた夏休み。夏休み前の学年集会で主任から10分勉強したら1マス塗る謎の手作り塗り絵が配られ、また東北大学のAO2を受験すると明確に決めたのでモチベーションを維持できました。また、アプリを使って勉強時間を学年のみんなと共有していたので良い刺激となりました。

ここで勉強時間に関して、塗り絵によるモチベと夏休みの勉強時間は400時間!という言葉を参考にして、夏休みの最初の数日は9~10時間勉強していました。しかし長時間勉強すると、いつも8時間寝れば自然と目が覚めるのに11時間くらい寝ないと起きられなくなりました。1日のうち睡眠と勉強以外は2、3時間しかない生活を続けたら夏休みで燃え尽きると思ったので、塗り絵のために勉強時間は多少盛って、集中して勉強する方向、つまり量より質に変えました。高校3年生の夏休みはみんな勉強するので勉強の質を上げた方が効率的だと思います。勉強以外はオリンピックを見たり、お庭の草木花を見たり、軽い運動をしたり、たまにランチに行ったりしていました。息抜きはとても大事です。

〈勉強面〉

夏休み中の補講(授業)以外は数学と理科(化学と生物)の問題演習がメインで、他はちょっと眺めたり音読したりする程度でした。

夏休み後~受験1ヶ月前

〈生活面〉

コロナの影響で授業がオンラインになり、そのままYouTubeを長時間見て後悔の繰り返しでした。

〈勉強面〉

上記のような生活スタイルだったので、夏休みほど勉強に集中できなかったです。その頃1年分しかありませんでしたが、AO2の過去問を解きました。

受験1ヶ月前~受験直前期

〈生活面〉

受験3週間前あたりは悪夢ばかり見ていました。夢に学年主任が出てきたときは衝撃的で、きっとプレッシャーや緊張を感じていたと思います。しかし周りに推薦で受験する人がたくさんいたのでお互い頑張ろうね、という雰囲気で気持ちは楽でした。

〈勉強面〉

AO2に向けて書類を作成し始めました。とにかく農学部のアドミッションポリシーを読み、それに近づくように志望動機を書きました。AO2の試験は基礎基本がメインだったので勉強も例題や資料集を読むなど、基礎基本を中心に行いました。

受験中

AO2期のスケジュールです。

1次試験(土曜日)

↓1週間

1次合格発表(金曜日)

↓1週間

2次試験(土曜日)

↓1週間

2次(最終)合格発表(金曜日)

〈生活面〉

私は前日の金曜日のお昼に仙台に行き、大学内を散策、山登りをしました。夜は一瞬で寝ました。というのも、その週は月曜から順に定期試験、定期試験、外部模試、定期試験という鬼スケジュールだったので疲れていました。

当日は落ち着いて解こうと思って試験を受けました。学科試験の休み時間は結構長いので、音楽を聴いたり本を読んだりしていました。参考書や本などがあるといいと思います。

2次試験は簡単な小論文と面接だったので、堂々と話すことを意識していました。面接官は穏やかな方々だったので楽しく話せました。

余談ですが、毎日の星座占いで1次試験日、2次試験日、最終合格発表日に運勢1位だったので運が味方をしてくれている気持ちになれました。

〈勉強面〉

想定はしていましたが1次試験から最終合格発表までの約1ヶ月間、勉強に集中できませんでした。試験が終わってから発表までの期間は勉強になかなか集中しづらいので、そのことも踏まえて長期的な計画を立てるのがいいと思います。

最後に

これを読んで下さっている皆さんに一番伝えたいことは周りの人への感謝の気持ちを忘れないでほしいことです。

例えば勉強するのに必要な参考書を購入してくれたり、日々の生活を支えてくれたり、応援してくれたり、受験にかかる費用を払ってくれたり、そして晴れて大学生になり大学生活に必要なお金を出してくれたりなど…受験期だけではなくその後の大学生活も支えて応援してくれることなど。受験期は思うようにいかないことが多く、色々な感情が混ざり合うと思います。しかし受験勉強ができる環境は周囲の人々の支えがあるからこそであるので、感謝の気持ちを持ち続けて欲しいです。私も受験を通して、どれだけ家族そして周りの人が私を支えてくれたかを実感しました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

皆さんも最後まで諦めずに、応援しています。

こんにちは!法学部3年の岸佑夏です。私が、東北大学を受験した時の話について、書かせていただきました。少しでも、皆さんのお役に立つことができたら嬉しいです。

勉強面

私の受験区分はAOⅡ期でした。私は、大学合格の可能性を増やしたく、AO入試も視野に入れていました。そんな時に見つけたのが、東北大学のAO入試でした。
AO入試は、対策に時間を取られるので、受験を迷っている方もいるかもしれません。私もそうでしたが、機会を逃したくないとの思いで、受験を決めました。
法学部のAOⅡ期は一次試験と、二次試験の2つの試験に分かれていたので、以下、それぞれどのような対策をしていたかを書いてみようと思います。

一次試験:英語の筆記試験
英語は小学生の頃から習っており、私の得意科目でした。しかし、前期試験などの他の試験と違って、AOⅡ期は歴史が浅いため、過去問が多くなく、試験の対策には苦労しました。ただ、AOⅡ期の過去問を見ると、毎年長文が出ていたので、一日一本は長文を読み、長文読解に慣れるようにしました。長文は、問題集も多く売っていますが、私は、阿佐ヶ谷英語塾というサイトの問題を用いて勉強していました。問題数も多く、完全無料なので、良かったら検索してみてください。
また、英語の勉強をしながら、実績が増やせたら最高だと思い、英検準1級に向けた勉強も並行して行い、英検準1級を取得しました。

二次試験:面接
私は、志望理由書を書く際に、志望理由書の内容が面接で聞かれることをなぜか全く意識していませんでした。そのため、高校で先生と面接練習をする際に非常に困りました。(今思うと、至極当たり前のことですが)
実際、面接で聞かれたのはほぼ志望理由書に書かれた内容であったので、志望理由書を書く際は、自分が面接で何を聞いてほしいかを意識して書くことを強くお勧めします。

生活面

私は、家では全く集中が続かないタイプだったので、塾の自習室で毎日21時まで勉強して家に帰る、という毎日を脳死で繰り返していました。(何度も真っ直ぐ家に帰りたいという気持ちを押し殺しました)
そして、自習室でだらけないように必ずやることを必ず事前にリスト化し、何時までにはこれをやると計画を立ててから、勉強するようにしていました。
その反面、家ではゆっくりしていました。家の外では、通学時間も一秒も無駄にせず、単語帳などを眺めるようにしたり、勉強するために自習室に寄ったりするなど、しっかり勉強している自覚があったためです。家に帰ってからは勉強せず、早く寝ることを心がけていました。

受験前日・当日

私は、北海道出身なので、降雪や吹雪で飛行機が飛ばない可能性を見越して、2日前に仙台に到着しました。仙台に着いてからは、問題を解くと、わからない時にストレスになりそうだったので、単語帳を眺めることだけをしていました。
私にとっての大学受験は、中学受験以来の受験だったので、受験の雰囲気を完全に忘れてしまっており、その点では不安が大きかったです。そのため、もし緊張したとしても、それは他の人も同じだと思って、いつも通りの力が出せたらベストだと思って臨みました。しかし、当日は、特段緊張はしませんでした。早期の受験だったので、落ちても次がある、と思っていたことが大きいかもしれません。
二次試験も、2番目と早々に呼ばれたため、変に緊張することなく終えました。受験前、仙台から遠い場所に住む人から、面接を開始するという噂を聞いていました。真偽は分かりませんが、私の場合は比較的その通りであったと思います。

最後に

受験期は、何かと不安になることも多いと思います。私は、自分に合った入試方法を調べることや勉強時間を増やすことなど、可能な限りの努力をすることでその不安を払拭しようとしていた記憶があります。
ただ、勉強ばかりでは持たないと思うので、適度の息抜きをしながら、走り抜けて満足のいく結果になることを願っています!

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