こんな方におすすめの記事

・学部生と院生の研究生活の違いを知りたい

・院生生活(特に学業)のイメージを高めたい

みなさんこんにちは!今回ふらっとブログを担当するのは、農学研究科M1の原田龍之介です。

今の時期は卒業論文の発表・執筆に向けて研究に時間を割いている方が多いのではないでしょうか。

そんな皆さんに、今回のブログでは大学院の学業生活、特に「学部生の頃と研究室生活がどう変わっていくのか」をお伝えできればと思います!

私の経験や周りの方の傾向をもとにお伝えするので内容とは異なる研究室もあるかもしれませんが、少しでも皆さんの研究室生活のイメージを高めるきっかけになれれば嬉しいです!

①講義を受けることになる

学部4年の頃は講義をほとんど受けていない方も多かったのではないでしょうか?

M1になると再び講義を受講することになり、学部3年までのように講義を受けてレポートを書いたり、テスト勉強をする生活が戻ってきます。

そのため、学部4年の頃のように研究するだけではなく、講義と研究を両立していく必要が出てきて忙しさがマシマシになります。(学部生の頃よりも研究で求められるレベルも高まるので尚更ですね泣)

2年間で必要単位を取れば良いのでM1, M2と分けて履修することも可能なのですが、ほとんどの人はM1で単位を取り切るように講義を履修して、M2では修論のための研究に時間を割いています。

ちなみに、内容が面白い講義や負担が少ない講義などの講義の情報は研究室の先輩が持っていることが多いので、ぜひどの講義がおすすめなのか聞いてみてください!!

②就活との両立をする人が増え始める

学部4年の頃は院試対策や卒論など、研究に関することに時間を割く方が多かったのではないでしょうか?

M1になると、研究だけではなく就活と研究を両立する人が増え始めます。

というのも、M1の夏は就職を考えている人にとって重要である「サマーインターン」が開催される時期になるからなんです。

そのため、講義に研究にと忙しいスケジュールの中、就活にも時間を割く人が増えていきます。

いつ頃就活を始めたのか、研究とどう両立しているのか、一番知っているのは皆さんが所属する研究室の先輩になるのでぜひ先輩に積極的に聞いてみることをおすすめします!

③英語に触れる機会が多い

次に、院生になると英語に触れる機会が増える方が多いです。

例えば講義や国際学会への登壇などで英語に触れる機会が増えていきます。

学部生の頃から国際学会に出られている方は少ないと思うのですが、国際学会は申し込みの案内から要旨の提出、発表までオールイングリッシュなので、必然的に英語を使うことになるんです。

私もこの夏オンラインですが、パリの学会でポスター発表を行う中で英語で要旨を提出したり、ポスターを作成したりしました。

(もちろん提出日の案内も英語で書かれていたんですが、その内容を勘違いしてポスターの提出期限に遅れかけるなんてこともあったりしました笑)

また、実際に国際学会に現地参加している人もかなりの数いて、自分の友人が国際学会で海外に行っている様子をインスタのストーリーに上げているのを見て非常に羨ましくなりました笑

英語を使って研究するのは難しさもありますが、海外に行くチャンスがあったり、日本だけでは得られない視点が得られたりする面白さがあるなと感じます!

④研究室の運営的な役割が増えてくる

これはちょっと余談かもしれないんですが、院生になると研究室の運営をすることが多くなります。

例えば、研究室の後輩に対して実験やゼミの資料作成のサポートを行うことが増えます。

その他にも、研究室内でのイベントの企画であったり掃除当番の作成であったり、お世話役的なことを担う役割が増えていきます。

小さなことかもしれないんですが、個人的には研究室の運営をする必要が出てくることも学部生の時と修士の違いだなあと感じるポイントです。

まとめ

いかがだったでしょうか。

「院生になると研究三昧」

と思いきや、講義があったり就活があったり後輩のサポートをしたりと意外と研究以外のことに時間を割く必要が出てきます。

一方で、新たな講義を受けたり就活という新たな活動が始まったりと新鮮さを感じられる面もあります。

この記事が少しでも研究室生活のイメージを高めるきっかけになれていたら嬉しいです。

そして、皆さんが楽しく充実した研究室生活を送れることを祈っています!

ここまで読んでいただきありがとうございました!!

今後も大学院生活や新生活準備についてお伝えしていきますので、読んでいただけると嬉しいです!

みなさんこんにちは!
経済学研究科修士2年の髙橋です。


今回のブログは前回に引き続き、外部から
東北大学院に進学した先輩から、新生活
準備に関するあれこれをインタビューしてみました。
答えてくれたのはこちらのおふたりです!


Aさん:
青葉山キャンパスにある工学研究科で
プラズマに関する研究をしています。
出身は宮城ですが、実家が大学から遠いため、
今は一人暮らしをしています。
よろしくお願いします!



Bさん:
こんにちは!私は片平キャンパスにある
経済学研究科に所属していて、
主に会計学の研究をしています。
出身は福島です!よろしくお願いします!


前回は新生活準備事情をテーマに
お聞きしましたが、今回は
大学院生活をテーマに、外部院生の
リアルな声をインタビューしちゃいます!

ぜひ、お楽しみください✨

食生活について


髙橋:
今回もよろしくお願いします!
おふたりは普段、食事ってどうされていますか?


Aさん:
ぼくはお昼は学食・夜は自炊という感じですね。
研究室に夜までいるときは、
夜も学食を利用してます。


Bさん:
私も基本自炊しています!


髙橋:
なんと素敵な・・・。(全然自炊しない自分を反省する髙橋)
食材はどこで買い揃えていますか?


Aさん:
僕は青葉山キャンパス付近に住んでいるのですが、
地下鉄で仙台駅まで行くか、
徒歩で八幡エリアまで行って、
スーパーで買い物をすることが多いですね。


Bさん:
私も住んでいる場所の近くにスーパーがありますね~。
あとは、
少し歩けば仙台朝市があるのでたまに利用してますよ!

お金事情について


髙橋:
朝市は通るだけで楽しいですよね~!
自炊だと、かなり節約できるかと思いますが、
おふたりとも月の食費はどのくらいですか?


Bさん:
交際費は別になりますが、
だいたい月で1.5万くらいでしょうか。


Aさん:
ぼくもそのぐらいですね!
月2万前後くらいだと思います。


髙橋:
なるほど、ありがとうございます。
お金はどのようにやりくりしていますか?


Bさん:
私は授業や研究室の合間に時間をつくって
短期のアルバイトをしています。また、
定期的に大学院関連の仕事も行っています。


Aさん:
僕も、学会やオープンキャンパスのお手伝いといった
研究室関連のお仕事はたまにやっていますね。
また、修士1年の後期からは
TA(ティーチング・アシスタント)という、
学部生の授業や実験のサポートをする仕事も
できるようになり、定期的に行ってます。

学業について


髙橋:
おふたりは、研究活動はどんなことをされているんですか?


Aさん:
大気圧で雷のような放電を起こしてプラズマ状態をつくると、
空気中の水や酸素がバラバラになり「活性種」という
反応性の高いものができるんですが、
これを「アミノ酸」と掛け合わせて創薬に繋げよう!
という研究をしています。


具体的にどんな薬を創るか、はまだ決まっていないんですが、
アミノ酸って体と密接に関連する成分で、
現実でもアミノ酸由来の薬って沢山あるので、
それを活用して創薬できればな、と思っています。


Bさん:
私は主に会計に関する学問をしています。
会計には、実務的な処理を学ぶ分野と
理論的背景を学ぶ分野とがあり、
両方とも学んでいます。


私は税理士試験の勉強も並行して行っているため、
税法について深く学ぶことが多いです。
特に、今は法人税の事例研究をしていて、
法人税に関する判例をまとめて、ゼミ形式で発表したりしていますね。


髙橋:
ずばり、学問をしていて楽しいな、と感じるのはどんなときですか?


Aさん:
ぼくは実験そのものがとても楽しいです!
東北大学は設備が整っていて
恵まれた環境だなあ、と日々感じます。
世界で自分の研究室でしかできない実験
あるくらいです!興味に従って機械を操作して、
物事を探求できるのはとても面白いですよ!


Bさん:
会計や税に関する知識って、すっごく緻密で複雑なんです。
1回で理解しきれることは少ないのですが、
1つ1つの知識にちゃんと理論的背景があって、
先人たちの理論に触れ、
日本と海外の現状を比較して、
友人と「これって、こういうことかな?」と語りながら
知識を深く理解できた瞬間は、面白いなーと感じます!


就職活動について


髙橋:
おふたりは学業と両立しつつ、就職活動もされているんですか?


Aさん:
そうですね。僕は、4月くらいに就活サイトに登録して、
夏インターンや説明会に参加していました。
今は研究分野と関連があるお仕事よりかは、
少し幅広く、メーカーの研究職や開発職を見ています。


Bさん:
私も5月から企業の説明会に参加し始めました。
昔から、会計領域に関するお仕事で
志望度の高いものがあったので、
そこに集中して就活をしていました。


髙橋:
おふたりとも、興味のある分野は全く違うものの、
自分の興味に向けて、修士1年の春の時期から動き出していたんですね。
就職活動をするうえで、準備しておくべきことなどはありますか?


Aさん:
オンライン就活が当たり前になっているので、
リングライトなどの照明器具や、
自分を綺麗に映すためのWebカメラ
あるといいなあと感じますね。


Bさん:
私もそういうアイテムの用意は大切だと思います!
また、個人的には、
インターンでプレゼン資料の作成をする機会が多かったので、
資料作成の技術をインプットしておけると活きてくると感じました。


さいごに


髙橋:
学業、就活、アルバイトと忙しい毎日を送っていますね。
日々の息抜きは、どんなことをしていますか?

Bさん:
私は音楽が好きです!
ライブに行ったり、カラオケに行ったりはよくやってます!
最近あまり推し活ができていないので、
近々存分にしたいと思っています。。笑


Aさん:
ぼくは散歩をよくしますね。
仙台は、自然が豊かだったり、
身近なところに超有名な神社があったりと、
歩いていて発見の多い場所なのですごく気持ちいいです!
あとは、リフレッシュといえば、
やっぱりお友達とご飯に行くことでしょうか。笑



髙橋:
最後に、これから東北大学へ入学する新入院生に、メッセージをお願いします!


Bさん:
東北大学という新天地で、
新しいことをたくさんやるといいと思います!
大学院は、本当に色んな人がいるので、
その人たちと触れ合うのは今後に活きるはずです!!


Aさん:
色んな人に会ってみることって、すごく大事だと思ってます!
あとはマイペースさも大事にしてほしいです。
短いようでハードな研究生活なので、
大変なことも多いですが、なんとかなるさ、と思って
日々気楽に活動するようにしてます!笑



さて、2回にわたって外部院生の生の声を
インタビューしてまいりました。

少しでも、あなたの新生活準備、
そして、大学院生活が
わくわくするものに繋がれば幸いです。



次回のブログもお楽しみに!