Posted on

皆さんこんにちは!医学部保健学科 検査技術科学専攻3年の中村華心と申します。

あっという間に夏が終わり気が付けば10月が目の前ですね。勉強の秋まっただ中の皆さんに向け、引き続き合格体験記を紹介いたします!

○受験区分

AOⅢ期

○勉強面

私が受験した医学部保健学科のAOⅢ期入試は、以下のように2つの選考がありました。

 一次選考→センター試験(現在では共通テスト)の点数に基づいて判断

 二次選考→・英語

      ・面接

ここでは一次選考にも軽く触れつつ、二次選考の対策を中心にお話いたします。

【センター試験】

 センター試験に関しては苦手科目の対策をもっと早く始めておけばよかったというよくある悔恨を述べるにとどめておきます。耳にタコができるほどよく聞くフレーズですが、本当にこれにつきます。苦手科目はやり過ぎて困ることはないので、今頑張っている皆さんには目をそらさずに向き合ってほしいです。

【英語】

 長文問題を解くときに意識していたのは読むスピードです。私は先に設問を見たり、長文を部分的に読んだりと効率的な解き方をするのが苦手だったため、最初に急いで文章を全部読んでいました。文を意味のまとまりごとにスラッシュで区切り、単語を追うのではなくそのまとまりを追うイメージで読み進めます。大まかなニュアンスを掴むことが目的なので頭の中で細かく訳しはしません。私はこの読み方に慣れるまで、過去問の半分程度の長さの英文を毎日1つは読むようにしていました。自信が無い時は解き終わった、あるいは読み終わったあとに日本語訳を確認して自分が思い描いていた内容と合っているか確認しました。回数を重ねると読む速度が上がり、加えてセンター試験の現代文にも応用を利かせることができたので個人的にお気に入りの方法です。

 演習後は分からなかった単語や表現の意味を調べ、メモしました。中には演習を重ねる中で何度も出会う単語もあり、最初は暗記できずとも遭遇を繰り返すうちに自然と意味を覚えることができました。

【面接】

面接練習時に意識していたのは次の3点です。

 ①何を尋ねられているのかきちんと把握すること

 ②自分が伝えたいことを明確化し簡潔に答えること

 ③自分の志望理由に詳しくなること

 

 まず①と②についてです。なんのひねりもなく当たり前に大切なことですね。しかし私は日常会話において、まわりくどい話し方をして本題から逸れてしまう習慣があるため、この2点には本当に気をつけました。

 次に③についてですが、面接では出願時に提出を求められる志望理由書に基づいた質問も多くされます。志望理由自体の深掘りはもちろん、用いた医療系の用語や触れた研究についても覚え、尋ねられたら答えられるようにしました。本番でも用語の意味を質問されたのでぼんやりと理解するだけではなく言語化して説明できるようにしておいて良かったです。

○生活面

 私は23時を過ぎるとどうしても眠くなりきちんと勉強することができなかったので、24時までには就寝し、朝は6時半くらいに起きていました。家で頑張ることができない分、ありとあらゆる隙間時間を活用し学校で勉強していた記憶があります。

 また、私は12月後半から予想外の事態に見舞われて実家が慌ただしくなり、センター試験の辺りまで急遽叔母の家にやっかいになりました。人生には受験生に優しくない展開もあります。もし急な環境の変化が訪れたとしても、焦ることなく柔軟に対応できる部分は対応し、自分のペースを守れる範囲で守ることをオススメします!

○受験前日・当日

 受験前日はホテルのチェックイン時間までに受験会場の下見を済ませました。土地勘が全く無いこと、バスや地下鉄といった公共交通機関に不慣れだったこともあり不安になりながら星陵キャンパスへ向かいました。隣接する大学病院と大学、どちらがどちらか分からなくなるという困った事態も起き、これが試験当日でなくて良かった、と心の底から思いました。

 ホテルではニュースを見つつまったり過ごしました。勉強すると思考がネガティブな方に引っ張られそうだったので、知らない英単語をまとめたノートを軽く見るのみにとどめました。

 当日の朝はバスが遅れて少し焦った記憶があります。試験の時間には間に合いましたが、心の余裕のためにも1、2本早いバスにすればよかったと思いました。特に冬場は積雪や凍結で路面の状況が良くないこともあります。ぜひ早めの行動を心がけてくださいね。

○最後に

私の合格体験記は以上です。参考であれ息抜きであれ、この体験談が何かしらの形で皆さんの受験の一助になったら幸いです。

皆さんが晴れやかな気持ちで春を迎えられるよう願っております!